Sendhil Mullainathan
インド出身の行動経済学者。人間の意思決定、貧困、認知バイアスなどを研究する経済学者で、ハーバード大学教授として知られる。心理学と経済学を組み合わせ、人間が合理的に行動しない理由を実証研究によって分析している。
特に貧困が人間の認知能力や意思決定に与える影響を研究し、貧困は単なる所得問題ではなく、心理的・認知的な制約を生み出す状態であると指摘した。
代表作
・『いつも「時間がない」あなたに ― 欠乏の行動経済学(Scarcity)』(共著)
主な概念
・欠乏(Scarcity):お金や時間などの不足が認知能力を狭める状態
・トンネル効果:欠乏状態では目の前の問題に集中しすぎて長期的判断が難しくなる現象
・貧困の認知負荷:貧困が意思決定能力や判断力に影響を与えるという考え
・行動経済学:心理学を取り入れて人間の非合理的行動を分析する経済学
貧困や時間不足は単なる資源の不足ではなく、人間の認知や意思決定そのものを変えてしまうという視点を提示した。
